女性を取り巻く環境は、地球上の東西南北問わず、いまだに発展途上にあります。 国連が女性の地位向上を目指して定めた「国際女性デー」。 日本ではそれまでは「国際婦人デー」と呼んでいました。 今や、社会主義国であれ資本主義国であれ、「選挙」によって選ばれたことを盾に大統領や首相による独裁政治が行われています。国連憲章に違反するロシアによるウクライナへの侵略戦争に終わりが見えていません。 西側の大国、アメリカは大統領がトランプに変わった途端、とんでもない命令が次々に発令され、 世界中を巻き込む「関税戦争」に進もうとしています。
トランプ大統領の独裁ぶりはあきれるばかり、不法移民の強制的な国外排斥、性別多様性の排除(軍隊も)、政府機関公務員の大量解雇などなど、人権無視の差別主義者ともいえる暴挙は許されるものではありません。国の内外から声を上げるべきです。
わたしたちは、とりあえず、国連の名のもとに自由、平等、人権が、法の支配のもとで保障された国に生きているということが前提ではあっても いつの間にか、それが脅かされていくという今日の現実に目をむかざるを得ません。
そんなことを意識しつつ、唯一、日本政府が今日の情勢に合わせて「風俗営業法」を罰則厳しくした改正案を今国会に提出し、成立するようだとのニュースがありました。「遅いぞ」と喝をいれたいところですが、やっとといえるものです。しかし、女性が「性」を売り物にしないような社会の構築こそ、本当のジェンダー平等が到来したといえるまで、奮闘は続きます。