2022年12月6日火曜日

ノベルズ団交  冬の「基礎賞与」は現状維持。寒冷地手当など今年もゼロ回答

 12月5日に行われた団体交渉では会社側が冬の基礎賞与は死守するとして「会社として保証したものではないが、一方で実態として生活給の側面が強いため」支給するが、成果主義を前提とした評価(頑張った人だけむくわれるかも)で決算月に上乗せする可能性はある…などの文書を示しました。この文書はあらかじめ、経営側が取締役会を経て社員向けに説明会を行った際に使用された文書と同様のものだということでした。

ノベルズの経営方針や人事評価、賃金体系、労働時間など労働組合からすれば多々問題があり、団体交渉でこれらの問題点について毎回指摘して改善を求めてきていますが、現在まで何も変わっていません。(労働組合からの要求に何ひとつこたえていない)聞く耳持たないという経営者の独断-先行スタイルが変わっていないという証明でもあります。

一定数は入社するが、多くは退職し、必要な労働者が足りない、したがって外国人労働者にたよらざるを得ない現実があることが報告されました。組合が再三要求している「中退共」加盟には一貫して後ろ向きです。季節労働者には「建退協」という退職金制度があるのにノベルズの経営陣はそれすらも検討する気配がありません。ノベルズは勤続10年の労働者が出てきていますが、長時間労働、時間給の月給、頑張っても報われず、退職金制度もないのでは労働者の使い捨てそのものです。入社しても展望がありません。

団交では経営者の退陣・交代が必要との声が出ました。必然可能なことではないでしょうか。