2022年9月5日月曜日

ノベルズ団交、組合員の賃金差別問題、平行線❣

  9月2日、帯広市内で団体交渉が行われました。同じ職場で2人一組で業務を行っている二人の間に、経験年数の違いだけで基本給に差があることを問題にして継続して交渉を重ねてきました。会社は「成果が上がれば賃上げもある」と労働者に激を飛ばし、「新評価制度」なども導入して、客観的に評価しているかのように見せかけてきました。(そのために多くの労力を使ってきた)実際は「新評価制度」で賃上げされた組合員は皆無。労働組合からの指摘に苦しまげれの「言い訳」ばかりを繰り返してきました。これ自体、不誠実な対応であることは指摘するまでもありません。

 今回、組合員の賃上げ差別について「労働組合員だからなのか」と問い詰めましたが、それには答えませんでした。「イエス」となれば不当労働行為になるからです。

 組合員は「今までのやり方では10年かかるものを二人で2年でやり上げ、社長も認めてくれていた。それなのになぜ、評価としての賃金に反映されないのか、約束が違う」と怒り心頭です。

 会社は方策として、この春、「別の関連事業所の立ち上げに尽力してもらい、その対価として賃上げを考えたい」と、文書での提案がありましたが、組合員は拒否しています。

組合はそもそもの責任者である社長と、当事者である組合員の直接対話を通してのみ解決可能なので、その場を設定してほしいと要求しました。

また、職場周辺の環境について現場の状況や人の配置なども指摘しました。会社は人の手配は「適材適所でやっている」といいながらも調査を含めて改善すると回答しました。

今まで、東京の弁護士一人を労働組合対策として契約していましたが、現在もその状態は継続しているということです。ノベルズの経営環境は厳しいということで、会社側団交出席者の給料が大幅の減額したとのこと、最近、団交に今までの弁護士が出席しないのも「経費の見直し」の一環だということです。いずれにせよ、乱脈経営のつけが回ってきたようです。