2022年8月5日金曜日

ノベルズ本社がある十勝管内、上士幌町に要請行動

 8月4日、帯広地域労組とノベルズ分会は、本社がある上士幌町に対して「要請書」を持参して応対した町民課長に竹中貢町長あての文書をノベルズ分会長から手渡し、懇談しました。

勤続10年を迎える社員がいるのに、いまだ退職金制度もなく、極寒地域でありながら社員への「寒冷地手当」の支給も頑なに拒み続けていること、ノベルズが発信する求人広告と現場で働く社員とでは、なぜか賃金実態に大きな差があることなどを指摘して、町に対して可能な対応を求めました。

「『中退共』などは町内の中小企業にとっても利用できる制度なので、広報などで周知を検討していきたい。」   ~ 町民課長

 ノベルズの求人広告と実際の賃金が違うことについて、ノベルズホームページで紹介している広告欄を見せながら、話を進めましたが、上士幌町の職業紹介のホームページには現時点でノベルズの紹介は休止しているとのことでした。ノベルズ側から申し出があったそうです。(このページは会社からの申し出によって掲載するのが基本となっている)

そのほか、わたしたちが粘り強く働きかけ、解決した問題や、職場のまわりの環境問題など具体的に提起して懇談しました。

 要請行動には執行委員長やノベルズ分会長と組合員が参加し、町側は町民課長と担当者2名が出席しました。 上士幌町への要請行動は通算3度目ですが、少しずつではあるが、労働組合としての活動を前向きにとらえてもらえたかな との思いで、上士幌町、士幌町、音更町3町の真新しい「道の駅」を横目に小麦の収穫で大忙しのダンプカーとすれ違いながら帰路につきました。