2022年6月24日金曜日

ノベルズ、絵にかいた餅*評価制度での賃上げはなし。1%のみ 経営先行き懸念から「中退共」への加入も渋る!

 ■6月22日の団体交渉が帯広市内で行われました。コロナ禍、石油高騰、ロシアのウクライナへの侵略戦争の余波などなど、経営好調を自慢して弱音を吐かなかったノベルズもやっと、「先行投資の失敗」などを口にするようになりました。地元花火大会のスポンサーや奨学生金支援制度など今後は自粛の方向で進め、役員の一部交代も行いながら、体質改善が迫られている様子です。

■わたしたちが一貫して要求している「退職金制度」や「寒冷地手当」については相変わらず渋る姿勢は同じです。組合員は全員5年以上の勤続、来年は10年の組合員もいることから、退職金制度を確立することは必要不可欠な問題です。ノベルズは大企業を自負しながら退職金の制度もない不安定な企業と言えます。また、上士幌町や清水町、音更町、足寄町などに事業所があるノベルズは北海道でも特に寒冷地に位置しています。にも関わらず、寒冷地手当がないのがわかりません。

■憲法の最低限度の生活を保障する生活保護制度でさえ、北海道では冬期間、寒冷地手当てに相当する冬季加算手当が加算されており、道職員、市町村職員なども寒冷地手当に相当する手当が支給されています。上士幌町や地元農協でも手当がありますから、ノベルズの姿勢は理解に苦しむののです。

 労働者の副業、「一律に禁止していない」

■コロナ禍で自宅勤務が増える傾向にあり、物価高が押し寄せる中、賃金の1%アップでは
赤字生活が広が一方です。組合員も例外ではなく、副業も視野に入れざるを得ません。ノベルズでは労働者の申請に基ずき承認している例もあるということで、すこしの希望が見えてきました。