▼外部からの投資と役員派遣で社内の効率化を進めるノベルズですが、5月の団体交渉では「年間15,000円の賃上げ」「退職金制度の新設」などの前向きの回答をしていました。団体交渉時の確認事項を「確認書」にまとめ組合から提案したところ、会社はあれこれ付け加えてきました。
▼そこで、再度、団交を申し入れ、7月11日にやり直しの交渉を行いました。賃上げの15,000円は一人あたりの年間予算額であり、社員や海外労働者対象の月平均して1,100円程度の賃上げだと判明しました。退職金制度についてもやる気はあるが、12月の決算状況次第であること、したがってこれから先、約束できるものは皆無です。此れでは新しい役員がいたところで、以前のノベルズの体質は変わったことにはなりません。
▼また、労働者の退職は後を絶たず、現場での日本人労働者を増やすよう要求していますが、いまだ実現せず、現在いる労働者が残業でしのいでいます。長時間労働、低賃金、これがノベルズの実態です。
▼一方で、延与代表取締役は高級車を乗り回し、「働けば報われる」とでもおもっているのでしょうか、燃料代の補完にもならない雀の涙の賃上げで労働者の働く意欲がわいてくるのか、ノベルズの「やる気」が試されています。