4月20日、春闘要求書に対し、回答を求める団体交渉が帯広市内で行われました。1%の賃上げは約束するが、独自の個人評価によるプラスの賃上げは「全員が上がるとは限らない」と回答しました。ノベルズ組合員の賃金は時間給×労働時間が基礎になっており、いわばパート労働者の賃金のようなものです。 そこで、毎年の「賃金上げよ」に対して会社は「新評価制度」を導入しました。働きぶり半分と個人的な評価が半分で評価されることになっているため、実際は「頑張っても報われない」ということを今回の団交での回答で証明されました。
ノベルズ延與社長はかねてより、「頑張れば賃金をあげるぞ!」と労働者を奮起させてきていました。それを信じて明らかに成果を上げている組合員は成果分は評価されても、個人評価がマイナスとなれば、賃金は上がらないということになります。こんなまやかしの制度はありません。成果を上げるのに個人的な評価は関係ありません。
ノベルズ「アグリ奨学金」、2年間で19人・570万円の奨学金を支出
会社は宣伝と地域貢献を目的として毎年学生1人に対し、30万円の返金なしの奨学金を拠出していますが、その制度で入社した学生は今のところゼロだということです。ノベルズではいまだ退職金制度がありません。現場で労災事故になっても会社の対応が不十分です。そのような職場環境改善や労働者の福利厚生などに年間300万円を使うことの方がよほど会社の宣伝になるというものです。 労働者を効率よく使うことばかり考えて会社に対する貢献度まで乾いたタオルを搾り取るやり方にはあきれるばかりです。