2024年3月8日金曜日

3月8日は「国際女性デー」。ですが、日本の女性の進む道はなお険し❣

 黄色いミモザの花は「女性デー」の象徴のような香りのいい花ですが、日本ではまだまだ知られていません。3月8日は以前は「国際婦人デー」と言われていました。「婦人」は階級的な言葉でそれに対応する適当な言葉がないと日本ではいつの日か「婦人」が「女性」に代わっていきました。

しかし、どうでしょう、男女平等は世界の共通語ですが、日本では平等にほど遠い男女の格差が常態化しています。具体例を挙げたらきりがありません。 医学部に男女枠があることや、都立高校にも男女枠があること、驚きました。これらは、女性というだけで、スタート時点で枠が決まっているということは、男女共学をうたっていながら、憲法違反ではなかろうか

 大企業や銀行などの総合職と一般職、銀行などでは結婚したら窓口業務を外されるか、退職するかなどの慣習。教員夫婦の男性が管理職に就いた場合、妻である女性は退職するなどの慣習もありました。実際、夫婦で管理職に就いた教員夫妻もいましたが…。

いずれにせよ、「婦人」から「女性」に変わったとは言え、「女性」というだけで、何の根拠もない日本社会全体の屈辱的な男女差別、とうてい先進国とは言えない現実に女性自身がもっと、声を上げなければならない「婦人デー」であり、「女性デー」でしょう。しかし、社会を切り開くためにはただ現状を受け入れるだけでは変わりません、女性自身が「差別」や「違い」を感じ取ることがなければ始まりません。