2023年7月7日金曜日

(株)ノベルズ、堆肥部門の不誠実団交(団交時の約束不履行)で道労委に「あっせん」申請

 7月6日、帯広地域労働組合はノベルズ分会の堆肥部門の業務が現在の管理体制を続ける限り摩擦を引き起こし、業務に支障が出ることが明らかなのに、対策が講じられていないと、北海道労働委員会に「あっせん」を申請しました。

この問題は昨年4月ごろに配置された現在の堆肥部門の上司が日常業務において、打ち合わせや、時間、約束ごとなど、当たり前のことが守られず、現場で苦情が出ていました。労働組合との団体交渉でも3度ほど議題になっていました。会社はこのような事実を把握していながら、「堆肥だけでなく、資料ずくりにも活躍している」と一定の評価をしており、堆肥部門における業務改善には目もくれませんでした。

今年に入ってからも何度も現場で社員同士が言い争い、早退する者もいました。12月の団体交渉後、会社は改善策を示していましたが、年明け早々から再三問題が起きていました。今年4月の団交では「堆肥部門を再編して現場の声をよく聞いて対応する」と役員が表明しましたが、それでもなお、いまだに1度も現場の組合員などの意見を聞かれたことはありません。

ノベルズは役員や現場労働者など退職者があとを絶ちませんが、団体交渉に会社側代表として参加していた唯一の執行役員が4月の団交には顔を出さず、その後退職したということです。

ノベルズは今までも労働組合の団交には応じるものの、適当にやり過ごすという姿勢は一貫しています。2020年の中央労働委員会での不当労働行為事件後、現場での団体交渉を2度ほど行ってきましたが、結局らちが明かず、今まで通りの団交を行ってきました、しかし、会社はその教訓も反省もなく、変わらず不誠実団交を常態化しているのです。

労働組合はやむなく、北海道労働委員会に「あっせん」申請に至ったということです。


  北海道労働委員会 「あっせん」  8月2日(水)帯広市内にて行われます。