2023年5月3日水曜日

5月3日は、憲法記念日  25条(生存権、国の社会保障的義務)は守られている?  

 憲法記念日には決まって「改憲」か「擁護」か、マスコミはこぞって二者択一を前提にした内部調査をして華々しく発表しますが、はたして意味があるのでしょうか。それより大事なのは、平和を希求する権利や議会制民主主義、生存権、男女平等など具体的に個別の日本国民としての基本的な権利が行使されているのか憲法記念日に改めて確認するすることこそが重要ではないでしょうか

生存権で言えば、今の日本は最低限の生活はできても文化的な生活はできない。就労場所はあるが、賃金が安い、長時間労働で身を削って働く、過労死が絶えない。年金だけでは生活できないのに、介護保険や医療費が天引きされ、生活が成り立たない。老後の不安が拡大などなど

憲法第25条 ①すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。

②国はすべての生活部面において、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び、増進に努めなけれなならない。


憲法はいうまでもなく、国民が国に対して~こうしなけれないけません~と要求しているのです。歴史的にそのようにして作られた経緯があります。したがって、国は憲法103条に至る条文について、それぞれの分野でそれぞれの立場で国民も国も守るべく義務と責任を果たしていかなければなりません。

憲法記念日に改めて、現実を見るならば、「改憲」か「擁護」ではなく「改憲」などありえないのに、それでもなお、今日まで二者択一 とは 問題から目をそらし、どこかに誘導するような政治的意図を感じます。