2021年6月1日火曜日

(株)ノベルズ 4.4%の賃上げというけれど…  

 前月比で二けたしか上がっていない  


 5月の団交で、会社は4週7休に休みが減ったことから従業員の賃金が4.4%上がる結果となり、これは賃上げと認識している。  というのが会社の言い分でしたが、組合員の5月支給の給料明細では基本給で48円と67円の変動があるものの(二人分)会社がいう4.4%の実態とかけ離れています。 しかも休みが1日減ったにも関わらずです。 ノベルズは時間給×9時間半の実労働×労働日数が基本給となっていますが、実労働9時間半は労基法違反です。しかし、ノベルズは労基法41条の適用除外の業種として現在までも堆肥部門で働く労働者に1時間半の事実上の超過勤務を強いています。しかし、超過勤務について割り増し賃金としての扱いはありません。

 現場労働者は9時間半の実労働、休憩時間2時間の合計11時間半の拘束時間のきつい労働です。労働組合結成時からこの賃金体制を問題にしてきましたが、いまだに改善していません。歴代担当者は組合との団交時の約束で「賃金体制を見直す」と確認書があるにも関わらず、今年もなんの改善はありません。

 会社の対労働組合担当者は毎年のようにコロコロ変わります。そのたびに「聞いていない」の繰り返しで、甘く見ています。来月初めに再度分会交渉をやり、さらなる要求を積み上げて前進を目指します。