2021年2月24日水曜日

中央労働委員会でノベルズ事件、1回目の調査    2月22日

 会社側の染井代理人弁護士は現地の上士幌から「団交チーム」3人を引き連れて出席して1回目の調査が行われました。組合側は再審査申立人の畑中ひとりが出席しました。再審査請求に至った理由について、申立人は補充申立書、その後の団体交渉などでのノベルズ側の不誠実な交渉自体は続いており、代理人・弁護士が主導する団体交渉を行う限り、持ち帰りや担当者の入れ替えで労働組合との交渉事がスムーズに行かないだけでなく、現場労働者とのやりとりは「聞いていない」「推測でしかない」などの不誠実な態度は一貫しているなど具体例を上げて述べました。

また、北海道労働委員会の「棄却」判断は労働組合が救済申立する切実な問題について審議はするが、会社側の姿勢に対し、何らかの対応さえすれば不誠実とはいえないと一定評価していることについて、許されないし、認めることはできないと述べました。

会社側は組合側の補充申立てにたいして、ほとんど反論するものは提出されていません。

この日も北海道労働委員会の「棄却」決定が報道されて、これ以上の判断は望まない旨の主張があったそうですが、それならそれで、反論なり肯定なりの準備書面の提出があってしかるべきですが、現在のところ見ていません。


次回は5月19日に予定しています。