2021年1月5日火曜日

新年、明けまして、おめでとうございます。

 ●2020年はコロナに始まり、コロナで終わった感がありますが、読者のみなさんもほぼ同じだったかと察します。帯広地域労働組合はいまだに(株)ノベルズ不当労働行為事件が3年越しの未解決で年を越しました。現在は中央労働委員会(再審査申立)に舞台が移り、これから調査が始まります。今年こそ解決をと決意をしているところですが、中央労働委員会では労働組合の主張が正しく理解されるために奮闘するしかありません。折しもコロナ感染対策として「緊急事態宣言」が発令されることになれば、オンラインとなるのでしょうか。今のところわかりません。中労委にはオンラインの規則がないそうです…。

●2020年は安倍内閣が菅内閣に変わった年でもありました。持病が理由とはいえ、安倍氏にふりかかる山ほどの疑惑から逃げるように退陣したのが本当のところだと皆そう思っています。12月、「桜を見る会」前夜の自身の後援会主催のホテルでの飲食にお金を出してもてなす行為は公選法違反だと思いますが、日本の検察は安倍氏を「不起訴」にして、関わったとされる秘書も「略式起訴」ですませようとしています。これら一連の事件についての安倍氏の会見も全く不自然。茶番劇もいいところ。国民や国会を愚弄する行為です。許されるものではありません。 ●ま、その後の菅首相誕生については情けなく・悲しくなります。紙切れを読むだけの総理なのですから。自分の言葉で語れないなら総理大臣の資格ありません。

●海の向こうのアメリカ大統領選挙、まだ首がつながっているトランプ大統領の権力濫用・悪党ぶりは前代未聞でしょう。国会でうそをついても謝罪もなし、議員もやめない安倍氏と共通しています。「指示して成功したら自分の手柄、うなく行かなかったら部下のせいにする」大統領に身近な議員の言葉です。安倍氏とトランプ氏はそっくりです。似たもの同士。ふたりとも期せずしてそろそろ退陣です。

●今年は昨年できなかったことがどれだけ実現できるかわかりませんが、コロナのせいだけにはしたくありません。 人間力回復の年にしていきたいものです。

                 2021年1月  執行委員長  畑中 惠美子