会社側役員交代、今回で3人目
28日午前、帯広市内で行われた14回目の団体交渉には会社側役員として園尾取締役が新しく出席しました。会社代理人の染井弁護士は2017年10月から一度も欠席することなく団体交渉に顔を出し、代理人主導で団交を進めてきて、それが現在、北海道労働委員会で争いになっている不誠実団交・不当労働行為の要因にもなっているもので、この日だけは染井弁護士は発言はしたものの、口数は少なめでした。中心になって進めていたのは取締役であり、本来の交渉スタイルにもどったのかどうか、しばらく様子見するしかありません。
退職金制度がないノベルズグループ
組合はノベルズ分会が誕生した当時から退職金制度をきちんと作るよう要求してきました。しかし、会社は内部の声など優先するあまり、制度は必要としながらも先送りをしてきました。今回改めて組合員だけでも早急に制度を作るように強く会社に要求し交渉したものです。また、組合掲示板も昨年8月来、役員会で設置は認めないとの立場に固執していた姿勢であることから、再検討を要求しました。
2つの不当労働行為救済事件、組合員の降格処分問題は裁判に1本化。
6回目の調査
28日午後、労働委員会6回目の調査が行われ、寒冷地手当などの救済事件と組合員の降格処分が不利益変更だとして争われている2つの救済事件は組合員の降格処分問題が訴訟と並行してすすめていることから労働委員会への救済申立を取り下げ、裁判所でのたたかいに1本化し、全面的に移行することにしました。寒冷地手当など不誠実団交に関する事件はいままで通り労働委員会で調査を進めていきますが、組合側3人が証人尋問に向けて陳述書を提出しましたが、会社側の二人は陳述書は提出していません。 11月に7回目の調査を経て道庁別館での証人尋問がおこなわれるかどうかが決まることになります。