2019年3月22日金曜日

ノベルズ不当労働行為事件(第19号)、3回目の調査も不協和音漂う

●北海道労働委員会で現在2件の救済事件を併合して調査を行っています。19号事件は正社員から特定社員(非正規者)に事実上の解雇とも言える降格処分された組合員を正社員に戻すようにと被申立人のノベルズと争っている事件です。2月に行われた2回目の調査で労働委員会側から会社が正社員に戻すことを前提に一定の提案をするようにとの指導のもと、今回の調査で提案された「案」は、ノベルズグループの新設ホヤホヤの会社に異動させるという内容でした。それ自体、耳を疑う提案でしたが、特定社員に降格処分された約3年間の不利益処分問題について会社は「降格処分」でないとだだをこね続け、無回答。結果的に「不調」に終わりました。会社代理人のこの作戦は「不協和音」を通り越して「二律背反」と言えるものです。

●今後は審問に向けて準備をすることになりますが、ノベルズ側は組合員の処分に関わった二人の上司を団体交渉に出席するようにとの要求に今尚正当な理由なく拒み続けています。ノベルズは東京霞ヶ関の代理人・弁護士の主導の下で、混乱状態にあります。
一人の労働者の処遇にも先送り、先送りで決着をつけられず、一方で手当たり次第に求人募集してるという現実は普通に理解に苦しむ問題です。