2018年10月3日水曜日

(株)ノベルズ「あっせん」一部不調  慢性的な労働者不足で、求人募集に奔走している一方で、意欲のある労働者を正社員に戻さないノベルズ組織の不思議

ふたりの組合員の不利益変更問題で争われていた、「あっせん」3回目の調査は、10月2日、市内で行われました。一方的に降格処分と称して正社員から特定社員に不利益処分(降格処分)された組合員の処遇は、会社は北海道労働委員会の「あっせん」の場でも正社員に戻すことをかたくなに拒否したため、あっせん案に盛り込むことができず、一部「不調」に終わりました。

特定社員に降格処分された組合員の当時の直接的上司で責任者は降格どころか牧場長を経て現在、取締役に就任しています。降格処分の理由としている組合員のミスについてもこの上司は、社内手続きを踏むことなく、「退職か降格か」と事実上の退職強要を迫っています。このことによって、昨年4月から今日まで組合員は一時は退職も考えましたが、同僚の励ましもあって、やむなく特定社員として現場で働いています。

組合と分会は、2日の「あっせん」案をうけて、今後は組合員をあくまで正社員に戻すたたかいを一層強くすすめることを確認しました。働く意欲があっても、理由も示さず、一方的に降格処分する。組合は、組合員にたいする不当差別として不当労働行為申し立ても視野に入れています。ノベルズは退職者があとを立ちません。一方でところかまわず求人募集している状況、組織的な問題を解決せずに、このような悪循環はいつまでも繰り返すことになります。