2018年9月10日月曜日

米海兵隊「オスプレイ」参加の日米共同訓練、大震災(最大震度7、一斉停電など)で中止

▼9月6日、午前3時8分におきた胆振地方を震源とする最大震度7の大地震が発生しました。携帯電話が「地震です。地震です。」と鳴り響く中で大きな揺れが続きました。揺れがおさまると同時に停電し、あたりは真っ暗になりました。帯広は震度4で、最大震度5を体験した者としては、これくらいの揺れで停電するとは何事かと考えたが、携帯ラジオから流れる情報で事実関係がだんだんわかってきました。

▼7日、薄い朝刊が届けられ、見たことのない紙面構成に驚くとともに、ページを開くと10日からはじまる日米合同演習が被災者救済優先で防衛省が中止を発表したとの記事がありました。「やれやれ」とおもいつつ、政府もその気になれば中止の意思表明ができるものだと思い、これも北海道で初めての震度7に直面し、北海道電力の失態と怠慢の解明、犠牲になった国民の命を守るのは別次元の問題とはおもいつつも、自然災害と軍事演習の狭間でとりあえずは当然の選択をしたといえます。

▼帯広は電気が復旧したのは9月7日金曜日の午後6時50分。一部は前日から通電していた地域はあったらしいが、いずれにしても多くの市民は食料や携帯品、燃料などの調達で走り回っていた。いざという時の携帯電話は使えず、充電もできず、6日、NTT東日本の帯広支店では老若男女の充電希望者に店内や中庭を開放して水やシート、うちわなども用意して社員も総出で対応していた。5~600人はきていたのではないか。夕方にはテレビを用意して、不安そうな市民らは真剣に見入っていた。学校も休み、循環バス、JR、都市間バスも運休、第一、信号が機能しない。(市のコミセンなどで充電提供の知らせは7日になってからだが…)

とはいえ、いまなお、関連する地震が続いていて、札幌などの液状化現象の詳細もまだ分からず、震源地に近い地域で犠牲者が40人になろうとしているなかで、自民党のうわついた総裁選が予定どおりスタートした。