2018年8月18日土曜日

(株)ノベルズ、特定社員から正社員への道を理由なく閉ざす無法ぶり

★17日、2人の組合員の退職と不利益変更問題で道労委の2回目の「あっせん」調査が行われました。退職問題は労使双方が調査に基づいた道労委の「あっせん案」を受け入れるまでに話が進みましたが、特定社員から正社員に戻す不利益変更問題は合意に至りませんでした。
 
★会社側は現在、特定社員である組合員が、「正社員から特定社員に戻してくれと本人から言われた」からとそれだけにしがみつき、いまだに正社員に戻していません。しかし、これは事実ではなく、組合員は、言った覚えも、特別処分された事実もありません。前回と今回の調査で会社代理人経由で2人の現役上司から「陳述書」が出されましたが、組合員が提出している陳述書を否定するために、事実を捻じ曲げる文面でしかなく、全く信用できません。組合員は「ここまで作るとは、笑うしかない。」と呆れ顔ですが、会社代理人弁護士主導の「あっせん」を長引かせるための、おそまつな演出に過ぎないもので、許されません。
 
★(株)ノベルズは、会社のHPで常時、社員を募集しています。酪農や畜産、バイオマスなどの新事業の拡大をアピールするためにマスコミに露出して、優良企業であるかのようにHPでも美しく描いています。実態は会社も認める労働者の出入りの激しい会社であることは事実です。慢性的に労働力が不足し、正社員を紹介してくれたら30万円の祝い金まで出すと公言している会社にあって、最近でも、会社のやり方に悲観して2人の社員が退職したということです。
 
★勤続5年の組合員が正社員になりたい、戻してくれと希望しているのに会社が正当な理由も示せず拒否し続けるのは、労働者の権利の侵害であり差別です。わたしたちは、労働組合法や労働基準法にも違反する行為であると一貫して主張しています。次回は10月に3回目の調査が予定されています。