2021年11月23日火曜日

ノベルズに対し、ガソリン代などの大幅値上げに対する緊急申し入れ

 帯広地域労働組合とノベルズ分会は19日、連名で「石油関連製品の大幅値上げに対する緊急申し入れ」を行いました。日本ではコロナ感染者が減少しているものの、国民はマスクを外す状態にはなっていません。十勝地方は北海道でも1、2を争う厳寒地であり、すでに灯油やガソリンの高騰は身に染みています。

北海道の事業所では地方公務員や農協、生活保護世帯含めて寒冷地手当(燃料手当や冬季加算手当)が既得権化されていますが、ノベルズでは寒冷地手当(燃料手当)や退職金制度はありません。わたしたちは2017年から毎年要求して団体交渉でも繰り返し交渉してきました。これにかかわる会社の交渉姿勢が不誠実団交だとして中央労働委員会まで申し立てをしてきましたが、会社は一貫して拒否したままです。

今回の石油製品の大幅値上げの理由は様々にありますが、毎年需要が増える頃には決まって値上げしてきました。しかし、今年は灯油はℓ100円超え、レギュラーガソリンは160円から170円以上の高騰です。政府は元売り会社にℓ5円の補助を検討しているとしていますが、一番困っている利用者への補助がなければ公平ではありません。

元売りは値上げされれば自動的に末端価格に転嫁します。原油生産国も増産する気はないようです。利益優先の大企業にメスを入れたうえで、末端価格の上昇を抑えてほしいものです。

このようないつ落ち着くかわからない寒冷地の灯油やガソリンは高くても買わなくては生きていけません。ガソリンも自家用車に依存する十勝地方の勤労者には切実です。

足元の厳しい現実にぜひノベルズの役員の皆さんは誠実な対応をと申し入れました。

苦しい時こそ、相互扶助の心で!