どうぞよろしくお願いいたします。組合員から直接お願いされましたらご協力ください。
(株)ノベルズ代表取締役 延與雄一郎
様

正社員は一方的に非正規社員に降格処分し、上司は昇格させる事って差別でしょう?
■ノベルズは十勝管内上士幌町に本社があり、東京や帯広市内にも連絡事務所をおく株式会社ですが、労働基準法第41条の適用除外の酪農・畜産業として労働者の残業規制がない業種をいいことに現場労働者には9時間半から10時間の実働時間で長時間労働を強いています。ありとあらゆる広告媒介を使って求人募集をしていますが、辞めていく労働者があとをたちません。
■2017年にひとりの労働者の退職問題をきっかけに労働組合が結成され、現在まで会社と組合は13回の団体交渉を行ってきていますが、代表取締役の延與雄一郎さんは団体交渉に3回出席しただけで、組合との交渉は代理人の東京霞ヶ関の弁護士が交渉請負人として毎回団体交渉に出席していますが、社長と団交請負人との2重構造で進めているため、交渉はほとんどまとまることはありません。
■北海道の牧場に憧れ、やって来る全国の若者もノベルズでの長時間労働や職場にはびこるパワハラなどが理由で退職する者があとを立ちません。そんな中、働く意欲のあるひとりの正社員が正当な理由がないのに一方的に1年契約の非正規社員に降格させられました。非正規社員になったとはいえ、正社員時の業務内容と変わらないにもかかわらず、賞与や住宅手当などの支給はなく正社員との待遇に大きな差が出ており、不利益な取扱をされています。組合は組合員を正社員に戻せと、団体交渉をおこない、北海道労働委員会のあっせんなども申請しましたが、会社はこれを頑なに拒否し続けています。
■今まで、労働組合との交渉で交通費の見直しなどは行われましたが、組合が2年越しで要求している寒冷地手当や資格手当の支給についてはゼロ回答です。組合は降格された組合員を正社員に戻すことと、寒冷地手当や資格手当の問題で北海道労働委員会に不当労働行為救済を申し立てています。延與社長が自ら団体交渉に出席し、組合員の切実な要求を受け入れ、パワハラのない職場、いきいき働き続けられる職場環境を作るために会社責任者としての誠実な姿勢で労働組合と向き合ってください。
連絡先/帯広地域労働組合