2018年4月21日土曜日

( 株)ノベルズ不当労働行為事件、4回目の調査  4月20日

会社、ようやく4月から通勤費(交通費)を見直すことに
           今までになかった住宅手当も新設

▼3回目の調査後、3月、4月と会社と組合は2回の団体交渉を行ってきました。その間、会社側に前向きな姿勢が見え始め、3月の交渉では「確認書」を昨年の6月以来、久々に交わすことができました。4月16日の交渉でも「確認書」案は出来ましたが、会社側はこれに注文をつけてきて、現在調印までには至っていません。

▼20日の調査では、労働委員から不当労働行為について、組合が救済を申し立てている「不誠実団交」については会社は交渉のテーブルについて、交渉人の交代もあるが、成果も見えてきている。2人の組合員の問題は個別に「あっせん」を受ける姿勢をみせており、今後の見通しについての意見を求められました。

 組合は長時間労働・時間給問題の改善を要求しています。そのために現場労働者の意見を反映させるモノ言える職場づくりです。労基法41条の労働時間の適用除外に業種としては適用なるが、労働時間は牛と同様、タイムカードで時間管理されており、本当に9時間半、10時間の労働が必要なのか、それは今のノベルズでは現実的ではありません。

▼ノベルズは十勝管内に事業所が点在しており、そのため、長時間労働と長時間通勤を強いられている労働者は少なくありません。そのような働かせ方は、精神的・肉体的に消耗させ、過労死予備軍と言われています。会社代理人は組合から要求している組合掲示版の設置は今なお、後ろ向きな回答、寒冷地手当についても一般論で片付けています。交通費の適正な支払い、上司のパワハラ問題解決など、団体交渉を通じて要求実現のために組合員をふやして頑張る決意を表明して次回の調査まで奮闘することになります。